雪のように白い南の鳥
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横浜動物園ズーラシアのカンムリシロムクさんです。
なかなか顔を見せてくれなかったのですが、初めて本物に会えたので
1000くんと二人して粘って粘って何とか数枚撮影出来ました。
この角度ではちょっと冠羽が見えないのが残念でしたが(^^;。

体長20cmちょっとでしょうか。ムクドリにしては大きめかと思います。
彼らはバリ島のみに生息しています。
ムクドリたちは渡りをする種類が多いのですけれど、この子たちは
バリ島から出ない留鳥でバリ島だけの固有種なのだそうです。
この美しさゆえに昔からペット用に乱獲されたり、バリ島の観光化で
生息地が減った事で急速に絶滅に向かっていきました。
1990年に確認された個体数は13羽。
しかしこの鳥を守ろうと保護団体などが頑張って下さったお陰で、
一度は50羽以上まで増えました。
でも再び数は減っていき1998年には14羽と記録されています。

現在も世界中の動物園などが協力してカンムリシロムクを飼育し、
増えた鳥を野生に放つという事が行われています。
勿論日本で生まれ育った子たちもバリ島に放鳥されています。

バリ島は日本からの観光客も非常に多い島です。
この島の美しさや魅力はあちこちの観光ガイドや旅行サイトでも
多く紹介されています。ただ、観光客を増やすための開発、
また増えた観光客のために、この島の自然が破壊されている事も
紛れもない事実なんです。
どこかでバリのお話を聞いた方は関係ないと思わず、
少しこの美しい鳥のことを思い出して頂ければ私は嬉しいです。

WWFのカンムリシロムクの紹介

撮影者:1000
撮影日:2005/11/12
撮影機種:EOS-KissデジタルN
by nyan_nyan7 | 2005-11-14 21:03 | 動物園:横浜動物園ズーラシア
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